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北方謙三著「水滸伝」を読んでいるトコなのですが、
登場人物に「魯智深(ろちしん)」という坊さんがいる。
ガタイでかく棒術をつかう豪傑風で、国中を旅しながら人と人を
結んでいく、という物語の中で重要な役割を担った人なワケです。
ふと、渡辺謙を重ね合わせて読んでみた。これが素晴らしい。
異様なホドしっくりきて、描かれていない表情やら仕草まで
目にうかんでくるようなナイスキャスティングだったのだ。

そんな感じで色々他にもイメージのあいそうなキャスティングを
したりしなかったりしながら読み進めているうちに、
「細身長身、顔がいかつく、何だかなれなれしい感じ」の人物が登場した。
兄弟で登場し、その兄貴という事もあってか、
「あー、じゃあなんとなく、千原兄弟の千原せいじで。」
と、軽々しくキャスティングしてしまった。
ところがこの人物、山に住み込む賊徒くずれみたいな連中を調練して
いっぱしの隊にしたり、その隊を引き連れ火急の場に援軍として
かけつけたりするのだ。
「せいじのくせに、すげぇ!」ワケである。「せいじ、かっこいい!」と。
「ここでせいじなら『なんでやねん!』というセリフだな」とか。
北方謙三が絶対に望んでいないであろう、楽しみ方をしてしまったのだ。
このこと、誠に申し訳なく思います。
これから「水滸伝」を読む機会がある方には、ぜひ「魯智深」を
渡辺謙で読む事をおすすめします。
くれぐれも「孔明(こうめい)」を千原せいじで読んではいけない。