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57「湯っ歩の里」地獄 2015年07月07日
七夕である。
それとはまったく関係なく温泉へと向かった。
今回の目的地がオープンする時間には
まだ早かったので、時間つぶし程度の
気持ちでふらりと立ち寄ったのが、
塩原ではちょっと有名な足湯温泉の
「湯っ歩の里」である。
入場料は200円と、実にお気軽に
立ち寄れる施設だ。
無料のロッカーもあるので、そこに荷物を置き
足を拭くタオルを持って湯へと向かう。
こちらの足湯は回廊式になっており
「歩く足湯」といったところだ。
もちろんどこでも腰かけられるようにも
なっている。
入口から見て右手の回廊が適温、
左手の回廊が熱めになっているとのこと。
まずは適温回廊から挑んでみる。
湯底には大小さまざまな石が埋めこめられて
あって、足裏のツボを刺激してくる。
なんだかよくわからないが、歩いているうちに
だんだん愉快な気分になってきた。
石をひとつひとつ丹念に踏んでみたりしてみる。
石も小さいのやら、大きいのやら、
間隔が広かったり狭かったりと
歩いていて変化があって面白い。
回廊といっても、ぐる〜りと一周するのではなく
Uターンして戻ってくるシステムだ。
ところどころに足のツボに関する
情報書きが貼られており、
「ほっほー…腰痛にはこのあたりとな…」などと、
いちいちそのツボに石がヒットするように
あるいてみたりする。
適温回廊をUターンして戻ってきて
今度は熱め回廊へと足を向ける。
施設のおっさんに
「こっちは石も変わってガツンとくっから〜」と
なにやらワクワクするようなことを言われる。
熱め回廊、マジ熱い。
石は適温回廊とさほど変わらないような気が
したが、湯の温度は確かにガツンとくる。
しかし、「完歩するのだ」と歩を進める。
どういうワケか、さきほどのおっさんに
マークされているようで追っかけてきた。
平日の昼間にアロハなシャツを着て一人で
やってきたちょっと浮かれぎみの男性客が
そんなに珍しいのだろうか?
「最後は横にカニ歩きしてみて。
それがまたいいんだからぁ〜」と
謎のアドバイスを受ける。
とにかくカニ歩きしてみる。
…確かにちょっと刺激が違うかも。
適温の湯にいた年配の女性客の方たちが
こっちにやってきて「熱い、熱い」を連発して
いたんで、「いや、ホントにこっちはあっちぃ
っすねぇ〜」と声をかけてすれ違う。
その刹那、うっかり「熱い湯が出てるので注意」
と書かれたエリアに足を近づけてしまって
限界点を越えてしまった。
完歩まであと10メートルほどを残して離脱。
そんなファニーな体験をした我が足を
ご覧いただきましょう。
足しか湯につけていないのにひたいに汗。
血液が身体中を循環してるのを感じていた。
「足湯もあなどれんなぁ…」などと思いながら
ロッカーの荷物を取り、外へ出ようとした時に
またまたおっさんが声をかけてきた。
「外に飲泉場もあるから、寄ってって〜」との事。
それは是非にもと向かってみる。
ナトリウム泉とのことだが、
特にクセは無く飲みやすい。
ここに温泉成分表があった。
おそらく足湯も同様の湯と思われる。
一言で片付けよう。
「ダイレクトに感じる足裏健康感!」
この事である。
↓ 温泉成分表
「湯っ歩の里」データ: Ph6.6
<泉質> ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
<源泉> とんねるの湯
<源泉温度> 59.3度
◇「湯っ歩の里」参考サイト
◇「湯っ歩の里」周辺マップ
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