前口上2015
60「自在荘」
59「旅館 勝風館」
58「旅館 上会津屋」
57「湯っ歩の里」
56「旅館 山快」
55「法典の湯」
54「ゑびすや」
53「ホテルニュー塩原」
52「杣の湯」
51「ビューパレス」
.......................
地域別ファイル一覧
2012年の「温泉地獄」
2013年の「温泉地獄」
2014年の「温泉地獄」
2016年の「温泉地獄」
2017年の「温泉地獄」
2018年の「温泉地獄」
2019年の「温泉地獄」
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能
|
58「旅館 上会津屋」地獄 2015年07月07日
「湯っ歩の里」で思いがけず身体が
ほっくりとなっていたが、当初の本命である
「旅館 上会津屋」へと向かう。
「おもて那須手形シリーズ」第二弾。
やや気構えている自分に気付いた。
前もって旅館のサイトをチェックしていたのだが
立派な雰囲気を漂わせている旅館なのだ。
通常の入浴料700円は、抜けて高いという
ワケではないが、
なにやら「格式」のようなものを
感じさせる旅館に、おもて那須手形でもって
「湯を所望する」など、いいのだろうか?…と
ちょっと恐縮する気持ちがどこかにあったのだ。
フロント、誰もいなかったので「こんちはー」と
声をかけてみる。
するとのれんがかかっている奥の部屋から
元気良く飛び出してきたのは4〜5歳くらいの
チビッ子(男子)だった。
「誰?」という顔で見てきたので思わず
Vサインで応酬してみた。
にかっと笑ったので、負けずににっかーと
笑い返してみた。
「いらっしゃいませー」と、この子の
ご両親と思われる若夫婦がそろって登場。
日帰り入浴はできるかどうかを確認して
そろりと「おもて那須手形」を差し出す。
若旦那、快く受け付けてくれた。
若女将から「どうぞー」とスリッパを
差し出される。
なにやらホッとした。
浴場へ向かう通路はフロントの
すぐ近くにある。
これがまた、雰囲気がいい。
浴場。なにかこう、明るく清潔感のある
雰囲気がとても気持ちいい。
あるようでなかなかお目にかかれぬ
木桶と木椅子のペアがシブい。
洗い座は5つ。もちろんボディーソープ
シャンプー&トリートメント、有り。
旅館には珍しい仕切りもある。
気持ちよく身体を洗い流す。
あー、たまんねーっす。
勤務先のフライヤーの油と汗でぺたぺたに
なった身体を広々とした温泉で洗い流す
この瞬間の気持ち良さがホントに
たまんねーっす。
身体を洗ったあと、露天風呂へと向かう。
湯加減は適温。無色無臭。
安全第一とのことで循環消毒しているよう
なのだけれども、塩素臭などはまったく
感じられない。
やさしくとても入りやすい湯ざわり。
厳密には半露天ですね。
かかっているすだれの向こうに頭を出すと、
カベと建物の間からわずかに空が見える。
そう!この姿勢が、最高だった。
すだれの向こうの湯船の縁に頭をのせて、
寝湯状態になっての完全脱力。
ぷかり、ぷかり。
すぐそばで湯船に落ちる湯の音が響く。
はたから見たら、実に滑稽な絵図らで
あっただろう。
ああー、しかし最高に気持ちいい。
ヤバい。これはヤバい。
いつまでもこうしていられるモードに
なっていた。
「さっき入っていった日帰り入浴の
お客さん、まだ出てきてないよね?」などと
騒ぎになっては大変だ。
そんなイベントを発生させるわけには
いかない。
程良きところであがることとする。
この旅館の方の人柄の良さは
こんな注意書きにもあらわれている。
かわいいねぇ。
そしてさらにこんなものも。
かわいらしさはないが、こんなものまで。
フロントまで行くと誰もいなかったが、
「ありがとうございましたー」と
声をかけてみる。
すぐに若女将が顔を出し、満面の笑顔で
「お気をつけてー」と対応してくれた。
玄関を出たところに飲泉場がある。
「湯っ歩の里」に続き、この日二杯目の温泉を
飲んでみる。同様にクセがなく飲みやすい。
一言で片付けよう。
「湯と人柄のやさしさがじんわりとしみる」
この事である。
↓ サイトにある温泉成分表
上会津屋・温泉成分表(PDF)
「旅館 上会津屋」データ: Ph6.8
<泉質> ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
<源泉> 上会津屋源泉
<源泉温度> 65.1度
◇「旅館 上会津屋」サイト topページにBGM付ムービー有り
◇「旅館 上会津屋」周辺マップ
▲ PAGE TOP ▲
|