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参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

51「ホテルビューパレス」地獄 2015年01月08日

山へ、山へと向かうにつれて
舞う雪が点から線へと変わっていく。
今年最初の温泉は、ちょいと贅沢してみようと
那須方面へと車を走らせた。
以前に入浴した「雲海閣」を通りすぎて
到着したのは「ホテルビューパレス」。


フロント。誰もいない。
「すいませーん」と声をかけてみるが、
どなたも登場してこない。
目の前に鉄製の呼び鈴があった。振ってみる。
チリリ~ン、とかわいらしい音が鳴るやいなや、
すかさずフロントマンらしき方が颯爽と登場。
これじゃないとダメなシステムなのか?
それとも条件反射…とでもいうのだろうか?

ホテルのサイトでは入浴料1000円となって
いるが、タオル持参だと900円で入浴できる。
もちろん、持参している。
「掟」と言ってもいいほどに持参している。

フロントのある階から階段を下った、
ひとつ下の階に大浴場がある。

入口のドアを開けた途端に、硫黄臭。
「おう…」思わず小声で唸る。
そう、こちらのホテルは「鹿の湯」源泉の
バリバリ硫黄泉を堪能できるのだ。
また年明け一発目に硫黄泉をチョイスして
しまいましたね。
ええ、年明け前から狙ってました。


脱衣所。さすがはホテル。
洗面台には髭剃りから整髪剤から綿棒まで
一通りそろっている。
衣類はかごにインするタイプだが
貴重品を入れるロッカーもあるので安心だ。

浴場へと向かう。
正直思っていたほど広くはない。洗い座は7つ。
ボディーソープ&シャンプー&リンス有り。
そして…寒い。
寒いっすよ!「え?何?この寒さ…
どっかばっくりと開いてんじゃない?」…と、
きょろきょろしながら身体を洗う。
先客2名は外の露天風呂にいる。
いや、もう、そんな事はどうでもいい。
寒いんすよ。
マッハの速さで身体を洗い終え、頭を洗う前に
内風呂に入って温まることにする。


ちなみにこの内風呂は温泉ではなく、
沸かし湯のようだ。…てか、そう書いてあった。
程良く身体が温まったところで
再び洗い座へと戻り、頭を洗う。
そうこうしているうちに先客2名が上がっていった。
そうこうしているうちに、また寒くなってきた。

マッハの速さで頭を洗い終え、露天風呂へと向かう。
もはや外気の寒さなど気にならない。


なぁ〜〜〜、てな感じで湯船へ突入。ああああああ、
生きかえる。ほうぅぅ…。
硫黄泉。紛う事無き乳白色。
「元泉館」以来の硫黄泉&露天風呂の最強コラボだ。
しかもこの冬景色!

 
写真ではお分かりいただけないと思うが、
さらさらと雪が舞っているわけですよ。
うーつーくーしーいぃぃぃ!
時折、ゴウっと突風が吹いて、迷い雪がね
湯船の方へ入ってくるわけですよ。
身体はふわっふわにあったかくなっていて、
その顔にほろっとね、
ちいさく、雪。

………、バカじゃん!
なんだよ、これは!バカヤロー!
なんという情感よ。どうしたらいい?
オレは、どうしたらいいのだ?
もう、こう…なんだ、魂が!
今年一発目からサイコ―じゃねーか!
嫌だぁぁぁぁ!サイコ―だぁぁぁ!

一言で片付けよう。
「命の洗濯は、存在する」
この事である。

余談。
帰る前に「鹿の湯」の近くにある
温泉神社へ初めて立ち寄ってみた。

100段ほどある階段は、なかなか足にくる。
が、なんだろう、まさに初詣
ほくっと気持ち良かった。



↓ 温泉成分表


「ホテルビューパレス」データ: Ph2.6
 <泉質> 単純酸性 硫黄温泉(硫化水素型)
 <源泉> 鹿の湯・行人の湯混合泉
 <源泉温度> 57.2度
              


◇「ホテルビューパレス」サイト

◇「ホテルビューパレス」周辺マップ

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