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60「こころのおやど 自在荘」地獄 2015年12月08日
12月8日といえば、
「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」な
わけであるが、まったく関係ない。
那須塩原駅や、道の駅などに置いてある
入浴割引券をよく目にする「こころのおやど自在荘」。
以前、荒木も持っていて、行ってみようと思いつつも
行きそびれていたのだが、
例の「おもて那須手形」の無料入浴施設リストに
名前が入っていたので
「これはいよいよ」と思い立ち向かってみる
ことにした。
勤務先の同僚から「自在荘の人、感じの良い人
ですよ〜」という話を聞いていた。
「さて、はたして」なんて思いながら駐車場へ
車を寄せた時、それは「確かに」という
思いへと変わった。
いきなり宿の玄関から出てきた従業員の方が
するすると車へと近寄ってきた。
後方にポジションを取り、明らかにオレの
車の動きに注視している。
明らかにオレはロックオンされている。
「え?何?何事?」などと思っていたら
「オーラーイ、オーラーイ」と声を
かけてくれていた。
たかが日帰り入浴客なのに。
思わず恐縮してしまった。
今年の4月に購入した「おもてなす手形」には
無料入浴施設としてリストに入っていたのだが、
現在は割引の対象施設に変更されているとのこと。
通常700円のところを500円で入浴させて
いただいた。
フロントでの案内に従い、浴場への階段を降りる。
大きな窓の外に、ちいさいながらも
きれいに整えられた中庭が見える。
浴場前のフロアは、実に明るく清潔感があり、
湯上りにゆっくりとくつろげる空間で
あることを感じさせる。
脱衣所。
広くはないが、もちろんと言わんばかりの
清潔感。
洗面台に置かれたアメニティの充実ぶりは
大きなホテルにも引けを取らない。
服を脱ぎながら「浴場内へのカメラ等の
持ち込みは他のお客様へのご迷惑となる為、
ご遠慮ください」の張り紙に
目が止まった。
「う…、そ…そりゃそうだ…」と、
残念ながら撮影は断念することにした。
いざ浴場へと入ってみると…
誰もいない。THE・貸し切り状態。
「…ご迷惑をおかけする他のお客様が
いらっしゃらないのなら、よかですよね?
よかですよねぇー!」
と、内風呂の写真だけ撮らせていただいた。
ごめんなさい。
さて、洗い座は8か所。
ボディーソープ、シャンプー、トリートメント
もちろん有り。
他にもいい感じの石鹸やら、
かかと擦りやら、もうなんだか色々有る。
内風呂で程良く身体をあたためた後、
露天風呂へと移動。
内風呂よりはほんの少し温度が低いようだ。
しかし、適温。気持ちいい。
無色透明で、かすかに香りがする。
特にくせのない、あたりの良い湯だ。
湯船に浸かりながら見下ろせば
小さな水の流れが川を作っている。
音。ああ、露天風呂は水の流れている音が
実に気持ち良く聞こえるものだなぁ。
すぐ目の前にある裸木が、
まだ夕方前だというのに黄色い陽に照らされ
まぶしく光っている。
60才代後半ほどと思われるお客さんが
入ってきた。
仲間と東京から旅行に来たとのこと。
「那須にはよくいらっしゃるんですか?」
と話をふれば、
「ええ、山登りも好きなものですから」
と、にこにこしながら話相手になって
くれた。
さすがは「こころのおやど」。
宿泊客の気持ちまであたたかい。
一言で片付けよう。
「『こころのおやど』のフレーズに偽りなし」
この事である。
…ちなみに、この後、
せっかくなんで横綱にも稽古をつけて
いただこうと「鹿の湯」へとはしご湯に向かう。
…ああ、一転してなんというディープな。
那須温泉一帯の、鹿の湯源泉の湯が
「鹿の湯」にくらべると、なぜかライトに
感じてしまっていたのは、
「鹿の湯」のあまりにもディープな雰囲気に
よるものではないのだろうか?…と、
すっかり茹で上がった状態で夕空を
眺めながら一人考えていた。
↓ 温泉成分表
「こころのおやど自在荘」データ: Ph7.1
<泉質> 中性低張性高温泉
<源泉> 山楽1〜15・大丸混合泉
<源泉温度> 62.1度
◇「こころのおやど自在荘」サイト
◇「こころのおやど自在荘」周辺マップ
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