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参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

71「パインズ温泉ホテル大田原」地獄 2016年12月07日

栃木県県北で、中心市街地といえば
「大田原」だ。
大田原という街の歴史は深く、市街の南東からは
古代史を物語る遺跡が発見されている。
江戸時代もきっと、江戸と東北地方を結ぶ
賑わう宿町のひとつであったことだろう。

市内に「金燈籠」というものがある。
防災や、旅人の夜道の無事を祈願し
1819年に建てられたものなのだそうだが、
その初代は太平洋戦争末期に行われた
金属回収によって失われ、
現在見ることのできるものは
昭和54年に、初代を忠実に再現して作られた
レプリカであるとのこと。

その「金燈籠」がある交差点から300mほど
離れたところに今回の目的地、
「パインズ温泉ホテル大田原」がある。

 
この「ホテル大田原」の、他の温泉ホテルとは
一線を画す最大の特徴は、
ジムやプールといった本格的なスポーツクラブを
併設しているところだ。
なんだかよくわからないが、とにかくすごい。

例の「おもて那須手形」の
無料入浴できる施設でもあるので、
持参してうかがってみた。

通常の日帰り入浴料金は700円。
丁寧な対応をしてくださるフロントにて
カードの形状をしたロッカーキーを受け取る。
脱衣所へ行ってみると、なるほど、
こう使うものなのか、と察する。

 
ロッカーの内側にカードを差し込むと
外側のキーをかけられるシステムのようだ。
しかし、キーがまわらない。
「は?カギ、かけられないんすけど…」と
すでに素っ裸になっている状況でうろたえる。
こうか、いやこっち側が奥か、もっと奥まで差し込むのか
いやむしろ差し込みすぎなのか、
と色々とカードの差し方を思考錯誤し、
「オレはまたまんまと壊れたロッカーに命中して
しまったのだろうか?」と
隣のロッカーでも試したが、かからない。

依然として素っ裸のまま、考えに考えた末
差し込むカードが、裏表が逆だったコトに
ようやく気付いた。

脱衣所はスポーツクラブを利用する方々と
兼用のようで、
脱衣所には水着を着用したおっさんが
ちらほらと入ってくる。
ジムやプールで思うさま運動した後、温泉で
あたたまるということなのであろう。

浴場へと向かう。
広さはさほどでもない。風景もない。
なるほど、どちらかといえば
やはり温泉を目的としてくつろぐ湯というよりも
スポーツクラブに併設してある湯、という
意味合いの方が強いなぁ、と感じる。
洗い座は4か所。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
シャワーの出も良く、問題なく身体を洗える。

おそらくスポーツクラブの会員さん達なのだろう、
そう多くは無いが、常に二人、三人と
浴場におっさんがいる。
「これは浴場内の写真は撮れそうもないな…」と
あきらめぎみに湯船へと向かう。

湯の温度は適温だ。入りやすい。
無色透明、無臭。
後で温泉成分表を見て解したが
加温、循環ろ過、消毒をしており
天然温泉ながらも鮮度という点においては
物足りなさは否めないといったところであろうか。
ただ、こういう施設において「安全第一」は
仕方のないところだ。

いや、むしろ。
実はたまに那須町にある室内プールへと泳ぎに
行っているのだが、
もしもそこにこんな温泉があるのなら
オレは10回中、約9回は間違いなく利用する。
正直「いいなぁ」とうらやましがりながら
入浴していたのは事実なのだ。

だってサウナまであるのだもの。
サウナ、ひさしぶりだな。入ってみる。
いいよなぁ。プールの後に、サウナ、
そして温泉。絶対にいいよなぁ。

サウナを出て、シャワーで汗を流し、
もう一度湯船に浸かってしばらくした時。
チャンスがやってきた。
浴場から、おっさんがいなくなったのだ。
いや、厳密に言うと1人じーさんがいるのだが
サウナを利用しようとしている。
湯船には、誰もいない。
「これは写真を撮るチャンス」と
あわてて身体を拭いて、ロッカーへ行き
カメラを手に浴場へと戻った。
そして撮影した写真がこちらだ。
ご覧いただこう。



なんという臨場感! もはや、なにがなんだかわからない!
またしても…。またしても…!

いや、しかし、これには理由がある。
衝撃の光景がそこにはあった。
なんと、サウナに入っているはずのじーさんが
サウナのドアを全開になるよう手で押さえつつ、
隣の水風呂の水で足を流していたのだ。
察するに、じーさんにとってサウナの温度は
高すぎたのだ。
そこでサウナ内の温度を下げ、適温にするべく、
ドアを全開にしていたのであろう。
おかげで浴場内に熱気がこもり、
必要以上に臨場感ある写真になってしまった
ということなのだと思う。

じーさんの身体のことを思えば、じーさんを責める
ことなどできない。
しかし、そこまでしてサウナに入ることも
なかろうによう、じーさん。
だって、熱いのがサウナなのだからよう。

一言で片付けよう。
「プール10回中、約9回は利用するであろう温泉」
この事である。



↓ 温泉成分表



「パインズ温泉ホテル大田原」データ: Ph8.6
 <泉質> アルカリ性単純温泉
 <源泉> 癒しの湯温泉
 <源泉温度> 33.6度



◇「パインズ温泉ホテル大田原」サイト

◇「パインズ温泉ホテル大田原」周辺マップ

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