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参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

64「満寿家」地獄 2016年04月01日

「おもて那須手形」の締めくくりとなる
シリーズ第7弾目の温泉は、
「伊東園ホテル」から車で2〜3分ほど
走ったところにある、
「せせらぎの湯宿 満寿家(ますや)」である。



フロント。誰もいない。
…と、思っていたら、左の通路から
従業員と思われるご年配の女性が
静かににこにこしながらやってきた。
おもて那須手形を差し出す。
この方の、なんとも言えないやわらかな
人当りにやられてしまい、
「そうなんですよう〜。有効期限が1年も
あるって油断してたら、いつの間にか
ギリギリになっちゃってぇ〜」と
どうでもいい事を話し出していた。

男性用の大浴場は3階にあると説明を受けて
エレベーターで向かう。

脱衣所。

入った瞬間に、なんだろ、
どこがどうという説明ができないのだが、
何かすぅっとした心地よい印象を受けた。
受付をしてくださった方の印象を
引っ張ってるのかな?…などと
考えながら服を脱ぐ。

洗面台に短歌が3編ほど飾られている。

あいにく解するほのど知性を持ちあわせて
いないので、よくわからないのだが
どうやらお客様の旅と、この宿との
めぐり合いを歌っているような気がする。
間違ってたらすんません。

他にもこの脱衣所内には、紅葉で美しく
彩られた塩原の写真がたくさん飾られている。


浴場に足を踏み入れると、そのシンプルさに
少し「は…」と、拍子抜けする感じ。
洗い座は8か所。
ボディーソープ、シャンプー&リンス、有り。
軽く身体をシャワーで洗い流し、湯船へ。

湯はほんのりと黄色みがかっているように見える。
「おや?」
…と、温泉バカセンサーがなにやら反応する。
やわらかに「すべっ」とくる肌感。
香り。ほぼ無臭。塩素臭はまったくしない。
「これは、かけ流し温泉なんじゃないかなぁ…」
などと、知ったようなことを考えながら
湯に浸かる。

凝った情緒感は
さほど感じられないお風呂ではあるが、
なにか居心地の良さがある。
何だ?これは一体何だ?
やはり受付をしてくれた方の印象なのだろうか?
ファーストコンタクトって大事だなぁ…。
と、思いながら気になっていた露天風呂へ
向かうことにする。

なにが気になっていたかって、
浴場内の写真を思い出していただきたい。
ベランダ、のような場所へ通ずるドアが
あることにお気づきになられただろうか?
そう、そのドアの向こうに露天風呂があるのだ。
ご覧いただこう。


定員大人2名ほどの小さな露天風呂があった。
…でも、なぜだろう?
揶揄したくなる気持ちよりも、「クスッ」として
許せてしまうのは、なぜだろう?

それにどうであろうか、この景色。

ホテルの一室から見るような光景が広がる
露天風呂というのも、実に珍しいではないか。
湯。おそらく内湯と同じ湯であろうと思われる。
やっぱり入り心地が良い。
湯感が、なんつーんだろう、丸くやさしい。

風呂から上がり、身体を拭きながら
温泉成分表なんかをまじまじと見ていて、
「あー、やっぱりそうなんだ」と腑に落ちた。
こちらの温泉、やはりかけ流しのようだ。
循環ろ過をしていない。すばらしい。

大浴場を後にする時、
「は…」っとなった。
来る時は「お風呂!温泉!」と、それしか頭になく
まったく気づかずに来てしまったのだが、
ここに来るまでの通路に、飾られている作品たち。
「ああ…、なんてこった。うっかりしていた。
これに気付かないなんて…」と、
あらためてひとつひとつに目をこらす。

 
 

すばらしいっすね。
宿の方が作られたものかどうかは
わからないが、力作ですね。

で、さらに、
他のところにも目をむけていて…
 

…ようやく、わかった。
ようやく、こちらに訪れてから感じていた
心地よさの正体がわかった。

一言で片付けよう。
「偽りのない品が良さが垣間見えます。」
この事である。



↓ 温泉成分表



「満寿家」データ: Ph6.9
 <泉質> ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
 <源泉> 株式会社満寿家旅館源泉
 <源泉温度> 63.5度



◇「満寿家」サイト

◇「満寿家」周辺マップ

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