前口上2017
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2016年の「温泉地獄」

参考サイト

日本一の美人の湯考
メタケイ酸とは?
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

73「城の湯 やすらぎの里」地獄 2017年03月29日

矢板という土地は、
街のグラデーションの幅が狭い。
狭いというか、極端に言えば、無い。
JR矢板駅を中心に東に走る国道4号線と
西に走る県道30号線の、
約1.2キロの間にびっしりと宅地やら
会社、商店がひしめいていて、
その集中地帯を外れると途端にのんびりとした
風景が目に飛び込んでくる。


その県道30号線からほんの少し西にある、
のんびりエリアにそっと建つ
「城の湯 やすらぎの里」という温泉施設に
訪れてみた。
すぐ近くに川崎城跡公園があることが
名前の由来のようだ。
ちなみに川崎城は1200年頃に築城され
1595年秀吉の時代に廃城となった
古いお城のようである。


建物はきれいで立派だ。さすが市営施設。
「おもて那須手形」の無料対象施設であるので
ずいっとフロントに差し出す。
通常料金は500円。
65才以上と小学生は400円。

平日の真昼間だというのに
年配の方々がなかなかいる。
温泉施設以外にも色々と部屋があるようで
多目的コミュニティーホール感がある。

脱衣所。
オール100円返還式のロッカー。


そのロッカーに貼ってあったシール。
こんなところにも「市営ですなぁ」と
唸らせるワンポイントがあったりする。


公営の温泉施設といえば、なにはともあれ
「安全第一」だ。
「そりゃあそうでしょうとも」と、
そこは了解済みで浴場へと向かう。

先客、いるなぁ。じーさんばかりが4〜5人は
常時いる感じだ。
昼食がてら風呂にも入ろう、みたいなこと
なのだろうか?
洗い座は12か所。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
湯船は広い。
9m×7mほどの大きさの扇状。
湯は無色透明。塩素臭はそんなに気になるほど
ではないように感じた。

湯船の真ん中あたりにぶくぶくと泡立つ場所が
あったので、そこに足を当てるように
浸かっていた。
きっと、この泡が、弾ける際に発生する、
なんだ、なんたらイオン的なものが、
この、血行をだ、…
と、まったく説得力に欠ける泡説を考えていた
その時、
奇跡的にじーさん達がタイミングを同じくして
上がっていった。
あわててロッカーへカメラを取りに行く。

露天風呂にも人がいないことを確認すると
チャンスを逃すなとばかりに急ぎ向かう。
 

おお、いいっすねぇ。いい感じじゃないすか。
湯以前に、その露天風呂のレイアウトが
いい感じであることにのぼせ上っていた。
カメラをロッカーへ置き、あらためて湯に
浸かりながらその岩っぷりなどを堪能してみる。

好みの露天風呂、というせいなのだろうか、
湯も内風呂よりも良い湯に
思えてしまうから不思議だ。
なるほどなぁ。この風呂ならば
平日の昼間からじーさん達がここへ集うのも
なんとなくわかるような気がする。

服を着込み始めた時のことだ。
脱衣所へ入ってきた人の良さそうなじーさんが
「あれ?今日は空いてるなぁ」などと
つぶやいていたので、
「これで少ないんですか?」と話しかけてみた。
普段はもっといるらしい。
おおう、とオレの中でどよめきが上がる。

そのじーさんがスタンプ券を見せてくれた。
10個で200円引きになる券に
9個のスタンプが押されていた。
「あとひとつっすね」と言うと、
「そーなんだよ〜」と実にうれしそうに
笑っていた。

この施設は愛されているなぁ、と感じた。

一言で片付けよう。
「城の湯の廃城は、見えない」
この事である。

「道の駅やいた」に立ち寄り、そばを食べる。
食後は矢板市から
大田原市の湯津上へと移動することに
していた。
はしご湯なのである。

そしてその目的地、
「湯津上温泉 やすらぎの湯」にて
「これは…なんだ…?」と大いに混乱する
ことになるのであるが、
そのことを
そばをすするオレは
まだ知らない。
              <つづく>



↓ 温泉成分表



「城の湯 やすらぎの里」データ: Ph7.7
 <泉質> ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
      (弱アルカリ性低張性高温泉)
 <源泉> 矢板温泉(矢板市城の湯1,2号混合泉)
 <源泉温度> 56.3度



◇「城の湯 やすらぎの里」サイト

◇「城の湯 やすらぎの里」周辺マップ

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