前口上2017
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2015年の「温泉地獄」
2016年の「温泉地獄」

参考サイト

日本一の美人の湯考
メタケイ酸とは?
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

74「湯津上温泉 やすらぎの湯」地獄 2017年03月29日

矢板から湯津上へのルートは
走った事の無い道だった。
そういう初めての道を走っていると時々、
「なんなら迷ってしまっても構わないのだが…」
という謎の衝動にかられるのは
一体なんなのだろう…?

結局、迷うことなく目的地の
「湯津上温泉 やすらぎの湯」へと到着した。
こちら3.11の震災で被害にあわれ
しばらく休業していたらしいのだが
2013年にリニューアルオープンしたとのこと。

 
「やすらぎの湯」は
キャンプ場や牛の放牧場などがある
「ふれあいの丘」の一角にある。

温泉施設の駐車場へ入った時に、
まず度肝を抜かれた。
車、多過ぎ!
時間はまだ日中の午後2時半頃だというのにだ。
しかし、ざっと12〜3台ほどはあっただろうか。
「なに事だ?」と胸がざわつき始めた。

こちらも「おもて那須手形」の無料対象施設。
通常は400円。(Pm6:00以降は300円)
65才以上と小学生は200円。
この値段設定、市営施設ですね。

矢板の「やすらぎの里」に比べると
ややコンパクトな作りとなっている。
が、さすがにリニューアルしただけあって
きれいな内装。
そのきれいな施設内には
いる、いる、いる。
受付から見える休憩所に
じーさんばーさん達がやすらいでいる。

脱衣所に入ると、じーさん達の軽快な
トークが聞こえてきた。
なんか知らんが、絶好調でしゃべっている。

脱衣所と浴場の間は全面ガラス張りに
なっていて、服を脱ぎながらでも
浴場内の様子がわかる。
脱衣所に3人ほどのじーさんがおり、
浴場内には6人ほどのじーさん達が
ずらりと並んで身体を洗っていた。

「大人気だな…」
圧倒された。
一体、何がこうもじじい達を集めて
いるのだろうか…?

洗い座は8つ。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
ついさっきまで横一列になって身体を
洗っていたじじい達は、
いつの間にか一斉に3人が内湯へ、
3人が露天風呂へと2チームに分隊していた。
「このフォーメーションの意図とは…!!?」
決して誰にもわからない盛り上がりが
明らかに自分の中でくすぶり出しているのが
わかった。

ざっと身体を洗い、内湯の湯船へと向かう。

「むっ?」
湯に顔を近づけるまでもなくほのかに香る
塩素臭。
匂いに敏感な人だと少々キツく感じるかも
しれない。
そして、あっと驚くほどのつるつる感。
これがまた圧倒的だ。
今まで入った湯の中でも屈指と言える。
肌が。もう、つるつるというかぬるんぬるん
というか、トゥルントゥルンというか。
なんじゃ、こりゃ!なのである。
まさか消毒用の塩素を入れ過ぎてのでは…
などと思ったが、こんなにトゥルントゥルンに
なるほどに塩素を入れてたら
ヒリヒリもするだろうから、そうではなさそうだ。

「温泉成分で、なのか…?」と
後に成分表をチェックしてみたところ
ペーハー値も、メタけい酸値も
目立つ数字ではなかった。
ただ、ナトリウムイオン値と硫酸イオン値が
那須塩原近辺の中では高めの数値を
たたき出している。
このあたりに何か要素があるのだろうか?
ただこの成分表、震災前のモノなのだ。
他の入浴レポサイトにある震災前の温泉の
写真を見ると
湯が黄色がかっている。
が、今は無色透明だ。
この違いは、…なんだ?

ちょいとクールダウンした後、
露天風呂へと行ってみる。
ここへ来る前に浸かった「城の湯」の
露天が素晴らしすぎたせいだろうか、
雰囲気は今一つに感じた。
岩の配列やら、風呂を囲うものが
プラスチック製の竹的なものだったりやら。

そして湯ごたえ。違う。内湯と全然違う!
屋外だからなのか、
塩素臭はさほど気にならない。が、代わりに
あの強烈なまでのトゥルントゥルン感が
無い。

無いって、何だ?
やっぱり塩素入れ過ぎって事?
いや、そんな事があろうはずがない。

わからない。わからないことだらけだ。
脱衣所で服を着ている間にも、
コンベアーで流れ入ってくるなにかのように
ひとり、またひとりと新たなじじいが
次々に登場してくる。
なんという集客力。戦慄さえおぼえる。

道に迷わずに来れた温泉であったが、
オレは間違いなく迷宮に入り込んでいた。
一言で片付けよう。
「魔湯」
この事である。

5人ほど浴場内にいたのだが、
帰り際、ダメ元で脱衣所から撮った
たった一枚の浴場写真は、
ぼかし等のいらない絶妙な
タイミングを写していた。




↓ 温泉成分表



「湯津上温泉 やすらぎの湯」データ: Ph7.7
 <泉質> ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
       (弱アルカリ性低張性高温泉)
 <源泉> 湯津上温泉(湯津上源泉1号)
 <源泉温度> 57.2度

 試料1kg中の各成分(mg)
 <ナトリウムイオン:1107.7>
 <塩素イオン   :0719.0>
 <硫酸イオン   :1671.8>
 <炭酸水素イオン :0158.5>
 <メタケイ酸   :0045.9>



◇「湯津上温泉 やすらぎの湯」サイト

◇「湯津上温泉 やすらぎの湯」周辺マップ

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