前口上2017
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余談「温泉寺」

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2019年の「温泉地獄」

参考サイト

日本一の美人の湯考
メタケイ酸とは?
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

余談「温泉寺」 2017年09月07日

「温泉に浸かれるお寺がある」
その情報は「輪王寺」のサイトにあった。

「輪王寺」は「東照宮」の近くにある。
近くにあるというか、元々「輪王寺」「東照宮」
「二荒山神社」は、
明治4年の「神仏分離令」によって二社一寺と
なったものだそうだ。
いうなれば、郵政省が郵政民営化によって、
「ゆうちょ銀行」「日本郵便」「かんぽ生命」に
分かれたようなものだろうか。
なんか違うな。

「東照宮」を参拝した後、輪王寺に訪れてみた。
「いや、マジか?こんなすごいところで
温泉に入れるのか?いやぁ〜、え〜??」
嫌な予感がしていた。
拝観券受付所のおねえさんに伺ってみた。
「温泉に入れるお寺があるとサイトで見たのですが」

「え?」という顔をされてしまった。
どうやらここではないようだ。
おねえさんは奥にいる人に問い合わせしてくれている。

「それは中禅寺だそうです」

おかしいな〜。
確かに輪王寺のサイトで見つけた情報だったんだけど
なんで中禅寺が出てくるんだろうなぁ?
変だなぁ〜。おかしいなぁ〜。
まぁ、オレのことだから、なにかしらのうっかりを
かましちゃったんだろうなぁ。

気を取り直して、「二荒山神社」を参拝してから
予定通り奥日光にある「休暇村 日光湯元」へと
向かった。
写真はその途中に立ち寄った、
中禅寺金谷ホテル・コーヒーハウスユーコン。


実は「休暇村」の後にこの奥日光で
さらにもうひとつ別の温泉に入るつもりでいた。
が、予定していた「釜屋」入口まで行ってみると
「本日の日帰り入浴は終了しました」の表示。

は?まだ全然締切の時間ではない。
ないのに、これは一体…?
と、茫然としていたら、宿の入口によく掲げている
「歓迎」の黒く細長い板が目にとびこんできた。
そこに小学校2校分の名前が書かれている。

そうか、林間学校でこの宿は貸し切り状態なんだ。
あきらめることにした。

ようし、こうなったら中禅寺だ。
中禅寺に行こうじゃないか。
この後に行く予定にしている華厳の滝へ行く前に、
お寺の湯でもって心身を清めてやるんだ。
「みそぎ」だ。天照大神を生んでやるのだ。
来た道を戻る。

中禅寺湖まで戻ってきた。

待ってろよう。今行くぞう。
ここかぁ?ここを右折かぁ?
ようし、見えてきたぁ〜。
中禅寺に到着〜。

しかし、なぜだろう…?
車を駐車場に停めた時に、「本当にここなのか?」と
またもや嫌な予感がした。

拝観券受付所のおばちゃんに訊ねてみる。
「中禅寺で温泉に入れると伺ったのですが…」

おばちゃんが答える。
「あー、それね、奥日光にある『温泉寺』っていう
お寺だよ。電話の問い合わせ先は
ここになっているんだけどね」

オレはかすかな記憶をプレイバックして、
ああああーー!!っと腰から崩れそうになっていた。
確かに、奥日光の「休暇村 日光湯元」を出た後に
車で温泉地内をうろうろとしていた時、
「おや?こんなとこに寺があるのか…」と、
思った瞬間があった。
あれが、あれが…、あれが!
捜していた「温泉寺」だったのか!
やらかしたうっかりの大きさがおかしすぎて、
「奥日光?奥日光っすか?
いやぁー、ちょうどね、今行ってきて…
戻ってきたとこなんですよぅ〜!」と
おばちゃんとふたりで笑う以外にすべがなかった。

奥日光までもう一度戻る気力はもはやなかった。
華厳の滝が待っているのだ。

「温泉寺」は、あきらめることにした。
が、オレにはまだ切り札が残っているのだ。
ここまで来て、「休暇村」だけで
終わらせることなどできようものか。

                <つづく>






◇「温泉寺」参考サイト

◇「温泉寺」周辺マップ

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