前口上2014
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2019年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

42 「TOWAピュアコテージ」地獄 2014年5月22日

南ヶ丘牧場から那須ハイランドパーク方面へと
車を走らせる。
看板にしたがい、左の道へ入る。
野生の猿が道端にうろちょろしていて
「おう」っとなった。
さらに進むと、そこは別荘地で
「ホントにこの道でいいのか?」と
ちょっと不安になる。
道の行き止まりに
次の目的地「TOWAピュアコテージ」があった。

静かである。
平日の昼過ぎ、
という事を差っ引いてもその閑静さは
雑踏を完全なほどに遮断した空間、
と言える非日常感だ。
「はたして、こんなところに自家源泉の温泉が…?」
と、ほのかに疑心を抱きながらフロントへと向かう。
入浴料1130円を支払い、浴場へと向かう。
脱衣所。
「さすが」
と思わずにはいられないホドの清潔感からくる贅沢感。



浴場に向かう。
9つの洗い座には…おっと見慣れたボトル。
「馬油」のシャンプーとトリートメント。
ボディーソープも「馬油」だ。
ちなみにこの「馬油」のシャンプーと
トリートメントは自宅でも愛用している。
先客無しの貸し切り状態。贅沢だぁ〜。



ゆぅ〜っくりと身体を洗い、ヒゲまで剃って、
意気揚々と湯船へと向かう。
が、沸かし湯である内湯はまったく無視して、
外にある露天風呂へと直行。
おおう、サイトの写真で見た通りの茶色い温泉だぁ。
浸かってみる。



ややぬるめ。
しかし、熱めの温泉を連続して味わってきたのも
あってか、きゅう〜っとくる落ち着き感を堪能する。
ああ、…これはいかん。長風呂パターンだ。
湯船の縁に頭をのせての寝湯状態。完全脱力。
あああああ、まったりするねぇ。
見た目はインパクトのある湯だが、
香りも刺激もほとんど無く思えた。

後に温泉成分表を見て気付いた。
「湧出地」では「無色透明」となっているのだが、
採取から48時間後の「試験室」では
「黄褐色に混濁し、」となっている。
時間が経つとこんな色に変色するって事なのかなぁ?
鉄分の、なんかそんなやつが、とか。
あと、「おお?」とか思ったのが、
蒸発残留物と成分総計の数字の大きさです。
何気に温泉成分が多いってことですよね。
ま、いいんだか悪いんだかわからないですけど、
とにかく「色々含まれてまぁーす」ってワケっすね。
そのあたりは見た目のインパクト通りって
ことなんですね。

30分ほど、出たり入ったりを繰り返し、
十分に満足したところで上がることにした。
脱衣所に100円5分のマッサージチェアがある。
ええ、揉んでいただきましょう。
そりょあ、そうですとも。
全身ぐりんぐりんしてもらう。
もぅ、ぐりんぐりんですよ。
むう、…至福。

服を着込み、浴場を後にする。
ふと、フロントそばにある冷蔵庫に目がいく。
おっと、レモン牛乳が売ってるじゃありませんか!
風呂上がりの水分補給にチョイス。
そりゃあ、そうですとも。

外に出て、レモン牛乳を飲みつつ風にあたる。
あいかわらずの静けさ。
その穏やかさを車に乗せたまま帰路についた。
入浴料をフロントに支払った時「高っ。」と
思ったのだが、帰る時にはそんな気持ちは
どこかへ飛んでいってしまっていた。

一言で片付けよう。
「青空と白い建物と緑葉と、
 茶色い湯のコントラスト!」
このことである。


↓ 温泉成分表


「TOWAピュアコテージ」データ: Ph6.5
 <泉質> ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・炭酸水素塩・塩化物温泉
 <源泉> 那須温泉(藤和那須ハイランド温泉)
 <源泉温度> 33.0度
              


◇「TOWAピュアコテージ」サイト

◇「TOWAピュアコテージ」周辺マップ