前口上2019
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参考サイト

鉱泉とは?
日本一の美人の湯考
メタケイ酸とは?
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

90「美玉の湯」地獄 2019年08月16日

お盆休みの連休中、温泉に行くには行って
いたのだが、
もはやホームグランドと呼んでもおかしくない
近場の「皆幸の湯」やら「あかつきの湯」へと
行っていた。

しかし、せっかくの連休をこれで終わらせても
よいものかと温泉サイトをぼちぼちと眺めていたところ…
その中に、「珍しい」と気になった場所があり、
是非とも向かうべしと、台風のなごりで雨が降る中
車を那珂川町は馬頭温泉方面へと走らせた。

今回の目的地、「美玉の湯」へと到着。
 

ホテル併設の入浴施設だ。
カラーリングがなんともかわいらしい。
写真でもおわかりのように、こちらの湯には
天然ラドンが含まれているとのこと。

言わずもがな、つまりはこういうことである。


ちいさなフロントで入浴料1000円を支払う。
けっこうなお値段ではあるとは思うが、
そこはなんといっても天然ラドン含有。
珍しい湯に浸かるのだから妥当といってもいいだろう。

入口を入ってすぐのロビーがまたなんとも
かわいらしい。
 

脱衣所。
ロッカーは無く、全て棚に収めるスタイルだ。


先客はひとりだけいる。
その浴場へと突入する。

 
入った途端に、今まで嗅いだことのない匂いが
「これは何の匂いだろう?」と疑問を抱かせる。
おそらくこれがラドンなのであろう。
つまりはこういうことなのである。


洗い座は3か所。内、シャワー付きは2か所。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
さっさと身体を洗い終え、ラドン有する湯へと
向かう。

個人的に適温と感じる温度よりは若干高めか。
肌には少しだけ「トゥル」と感がある。
湯に顔を近づけてみると、浴場に入った時ほどの
香りのインパクトは無い。

窓の位置も高く、さらに透明ではなく
外の景色は皆無な為か解放感のようなものは無い。
純粋に湯に浸かる施設といっていいだろう。

注意書きが記してある。
「窓は絶対に開けないでください。
 天然ラドンが放出されてしまうのと
 室温が下がるのをふせぐためです」
とのことだ。

おお、なるほど。
天然ラドンは湯にだけでなく、気体としても
この浴場内に浮遊しているというわけか。
思わず深く深呼吸をしてみたりする。
つまりはこういうことなのである。

こういうことなわけですよ。こういうこと。
わかるね。

服を着込むと汗が止まらずシャツを濡らしていく。
フロアの椅子に腰かけ、置いてあったうちわで
あおいでいると、フロントにいた女性の方が
「よければ二階の休憩室をご利用ください」と
声をかけてくれた。
階段を上がってみると、20畳ほどの広さの部屋に
長座卓が並べてある。
テレビでは高校野球の中継が流れている。
「いいね。ここで汗が引くまで落ち着いていよう」
と、座布団に腰を降ろしたのだが、
エアコンがさほどきいていない。
これは残念、と早々に車へと戻ることにした。

一言で片付けよう。
「まだ天然ラドンについてピンとこない方は
 是非↓こちらの動画をご覧いただきたい」
  YouTubeにあった天然ラドン


↓ 温泉成分表



「美玉の湯」データ: Ph9.5
 <泉質> アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
 <源泉> 塚本源泉
 <源泉温度> 47.3度

 試料1kg中の各成分(mg)
 ・ナトリウムイオン:0234.6
 ・塩素イオン   :0032.2
 ・硫酸イオン   :0398.0
 ・炭酸水素イオン :0047.0
 ・メタケイ酸   :0044.5



◇「美玉の湯」サイト

◇「美玉の湯」周辺マップ

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