前口上2019
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参考サイト

鉱泉とは?
日本一の美人の湯考
メタケイ酸とは?
MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

92「波来湯(はこゆ)」地獄 2019年09月14日

三連休の初日。
午前9時に自宅を出て、国道4号線を
ひたすらに北上していた。

「3時間くらいで到着するかなぁ」と思っていたが
実際には3時間40分ほどもかかって到着したのは
福島県は飯坂温泉である。


「ホテル聚楽」のCMをご存じだろうか?
同世代の方であれば、なんとなく記憶の片隅に
憶えがあるかもしれない。
外国人女性の「じゅらくよ〜」なんていう決め台詞を
頭の中にすりこまれたCMだったのだが、
その「ホテル聚楽」はこの飯坂温泉にもある。

すっかりお昼を過ぎてはいたのだが、
なにはともあれと昼食は後回しにして
まずは「飯坂温泉駅」の近くにある
「波来湯」という共同浴場へと
向かってみる。
ちょいと離れた駐車場からてくてく歩く。

道幅は広くはない。
その道路の側溝からすでに温泉の香りが漂い、
「温泉街」にやってきたという実感を盛り上げる。
途中の、こんな風景もまたたまらない。


圧倒的な存在感を漂わせる「波来湯」に到着。
 

一見すると、
「え?この中に浴場があるの?狭すぎない?」
と思うであろう。
事実、オレもそう思っていた。
蓋を開けてみればどうということはない。
中に入ればすぐに階段があって地下へと
降りていくのだ。

入浴券を自販機で購入。300円。

脱衣所。狭い。やっぱり狭かった。
でもロッカーはでかい。どういうわけなのだろう。
一か所のロッカーがでかいというか、広いというか…
2リットルのペットボトルが20本は入ろうかというほどに
容量が大きく、3×4の計12か所分しかない。
で、さすが連休ということもあってか
脱衣所はなんだか人でごちゃごちゃしていた。

浴場へ突入する。
2011年1月にリニューアルされたとあって
さすがにキレイだ。
そもそもは1200年ほどの歴史がある湯、
なのだそうだが、微塵も感じられないほどに
キレイな施設となっている。

共同浴場ということで
ボディーソープやシャンプーなどは無い。
45度ほどのかけ流しの熱い湯と、
加水した41〜42度ほどの適温の湯との、
ふたつの湯船がある。

熱い湯にビビッている事を悟られぬよう
堂々と適温の湯へと身体を沈める。
無色無臭で肌感としても特別に「うおっ」と
いったものは感じられなかった。

窓はあるが高い位置にあり、光を取り入れる程度で
外の景色は全く見ることはできないのが
少々さみしい。

お客さんの入れ替わりが激しい。
おそらく他のお客さんも湯めぐりを目的として
いるのだろう。

オレもそこそこにして次なる湯へと
向かうことにした。
「さぁさぁ、忙しくなるぞう」
もはや何かを競うかのような気分になっていた。

一言で片付けよう。
「ご挨拶代りの古湯」
この事である。

なお、これから伺う、どの温泉でも
施設内の撮影はほどんど不可能であった為
以下にある該当サイトの写真をご覧ください。




「波来湯」データ: Ph8.6
 <泉質> アルカリ性単純温泉
 <源泉温度> 48.8度

 試料1kg中の各成分(mg)
 ・ナトリウムイオン:0151.0
 ・塩素イオン   :0064.0
 ・硫酸イオン   :0197.3
 ・炭酸水素イオン :0064.1
 ・メタケイ酸   :0057.4

 ※他サイト様参照


◇「波来湯」サイト

◇「波来湯」周辺マップ

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