...そこは数名の仲間たちがいっしょに作っている無農薬な手作り田んぼ。
手間暇かけて「自分達で作った米を食べるぜ!」な体験記なのです。






























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Page 03  -DATE 2015.05.05-

4月29日。くらさん宅にて種まき。
荒木が到着した時にはくらさん、Kさん&Sさんが
すでに作業を開始していた。

ちなみに種まきの前段階に「塩水選」という
作業がある。塩水に種もみを入れて、
中身がスカスカで浮いてしまったダメ種もみを
除去するという作業。
次に「浸種」。種もみを数日間水に浸して
発芽する為に必要な水分を吸収させるという作業。
これらの作業は事前に、くらさんが行ってくれていた。

さて、この日の作業はというと、
まずパレットに土を入れる。

くらさん所有のパレットなのだが2種類ある。
細かいマス目状の仕切りがあるタイプと
仕切りの無いタイプ。それが半々ぐらい。

土を入れ終わり、さぁタネを…という時に
「仕切り有りの方に蒔く種は選別した方がいいね」
という話になった。
浸種時にもみ殻が割れて白くなってしまったヤツ
だとか、やけに黒ずんでいるヤツだとか、
小ぶりなやつだとかは、一粒一粒選定して
はじくことになった。

なかなかに地味な労力となった。

選定した健康優良種もみをパレットに蒔く。
ひと区切りに2粒ずつ。

これも、なかなかに。(^^;

それが終わったら水をジョウロで撒いて
上からさらに土をかぶせてセット完了。
くらさん宅の敷地にちいさなビニールハウスが
あるので、その中に並べる。
十分な温度を確保する為に、上からシートを
かぶせる。


すっかり陽が傾く時間になっていた。
残りの仕切り無しパレット分は翌日に、という
事になった。
荒木は翌日仕事の為、不参加。

そしてここからがまた大変そうなのだ。
温度管理、水分管理。
それをまたもやくらさんに託す。
くらさんがいてこそ、でもあるし
くらさん一人だけではしんどすぎる、でも
あるのだな。

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