...そこは数名の仲間たちがいっしょに作っている無農薬な手作り田んぼ。
手間暇かけて「自分達で作った米を食べるぜ!」な体験記なのです。






























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Page 16  -DATE 2015.09.20-

「雑草取りもあと一週間!」と意気込んで
いたのですが、なんと連日の雨…。
さらには9月10日、大雨特別警報が
発令されるほどの豪雨。
「ああ、田んぼ、とんでもないことになって
いなければいいが…」と、気になっておりました。

9月12日(土)
「はたして…」と渦巻く気持ちをなだめながら
田んぼへと向かってみると…
こんな光景が待っていた。
まずは5段目、ご覧いただきたい。


幸いなことに、目立つ被害は無かった。
それどころか、もはや5段目も
雑草取りには入れないほどに稲穂が並んでいた。

4段目の方は、2束ほど倒れていた稲穂が
あったが、こちらも大きな被害は無く
少しコウベを垂れ始める稲穂が目立つように
なってきていた。


順調…
の、ように見えるが、実はそうでもないのかも…と
稲穂のひとつひとつを観察しながら感じていた。


これは4段目の手前付近で見つけた稲穂なのだが
色が薄くなっているのがおわかりいただけるだろうか?
光の加減でより白く写ってしまっているが、
「いもち病か?」と思ってしまったぐらいだ。
葉、茎にそれらしい症状は無かったので、
発育不良…なのかな?と、思われる。

以前より気にはなっていた。
このあたりは3段目から降りてくる水口と5段目へ
落ちる水口に挟まれており、
常に水の流れがある為水温が上がりずらい。
さらにそばに木々が生い茂っていて
その影で朝日が当たらない。
 
なので、一番最初に田植えをしたエリアでありながら
稲穂が出るのが一番遅かったのだ。

それに加えて、この連日の雨天、曇天続き。
「いもち病」ではないにしても多々ストレスが
あるであろう決して健康的とは言えない環境。
そんなよろしくない環境では
「実」になるはずのものも「実」にならないのは
人間社会と同じではないだろうか…。

表面上、順調そうでも、やはり肝心なのは
しっかりとした実入りが進んでいるのか、
そうでもないのか…なのではないだろうか…。

ともあれ、天候だけはどうにもならない。
自然の恵みってヤツは、天気の恵みでもあるのだなぁ。
ただただひたすらに、「明日はどうか?」と
空模様を気にすることしかできない。

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