前口上2013
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2017年の「温泉地獄」
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2019年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

35 コテージ桜の丘「桜の湯」地獄 2013年9月23日

二週連続でビリヤードの後、温泉という
最強のコンビネーション(オレ限定)で連休をすごした。
ただ、先週の「おおるり山荘」と違うのは、天気だ。
晴天。
話に聞いたところではその日の2日前の土曜日から
那須街道は渋滞していたという。紅葉にはまだ早いがまさに観光日和。
場所の慎重なチョイスをせまられた。
色々考えた結果、自宅から「那須山」に次ぐ近さを重視して
「コテージ桜の丘」にある「桜の湯」を今回の目的地とした。

りんどう大橋方面から「那須クラシックカー博物館」を
ちょいと通りすぎたあたりに看板が見える。
左手の小道を入る。走ってきた道路から建物が見えないあたりに
なにやら穴場的な雰囲気を感じる。
ずいずいっと小道を進むと「桜の湯」と書かれた看板を掲げる
小ぶりな建物が正面に見える。
ナイスチョイス。駐車場には車が一台しか停まっていない。
しかもこれから引き上げるところ、といったご様子。
どうやら空いていそうだ。

「日帰り入浴、お願いします。」そう言って入浴料550円を支払う。
そう広くはない脱衣所、誰もいない。ロッカーに服を放り込んで浴場へと向かう。
誰もいない。ひさびさの貸し切り状態だ。
浴場もそう広くはなく、洗い座も3つほどだ。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
5,6人も入れば満席といった感じの湯船へ向かう。
無色無臭。特にこれといった肌感は感じない。
加水はしてないが、循環ろ過しているとのことなので
湯の鮮度は落ちているように思える。
しかし、湯がこぼれる音だけが響く風呂で、ひとり足をぱっかーっと
思いっきり広げて湯に浸かっていられる状況というのは何だか落ち着く。

露天風呂へと移動してみる。
見た目露天風呂らしい露天風呂だ。が、さすが循環ろ過してあるおかげなのか
露天風呂らしからぬ湯のキレイさに目がいく。
湯の質は内湯と変わらないようだ。
外に出ても実に静かで落ち着きぶりが際立つ。
露天風呂を囲む竹垣の向こうに木立が見える。それが妙にいいバランスだ。
こちらの湯船の広さもそう広くはないが、思いっきり身体を伸ばし
独占状態を楽しんでみる。
クールダウンの為に岩っぺりにあぐらをかいて座ってみる。
目を閉じる。
音。湯の音以外何も聞こえない。
「無」をおいかけてみる。
だんだんと身体中を流れる全ての血液が感じられるかのような
意識になりかけたその瞬間、建物の入口にあった自販機に
見慣れぬ乳酸飲料(ベリー味)があったことを思い出し
「あがったら、あれ飲もう」と、何故今的な決意をする。
一言で片付けよう。
「桜、それは禅の世界」この事である。

念願通り、風呂上がりに乳酸飲料を購入していると
駐車場に1台、また1台と車が到着してきた。
ナンバーを見てみると県外からのお客様のようだ。
なかなかに。


↓ 温泉成分表


「桜の湯」データ: Ph8.0
 <泉質> ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
 <源泉> 那須さくら温泉
 <源泉温度> 38.4度
              


◇「コテージ桜の丘」サイト

◇「コテージ桜の丘」周辺マップ