前口上
22「太陽の湯」
21「ゆの郷」
20「りんどうの湯」
19「りんどう湖ホテル」
18「皆幸乃湯」
17「雲海閣」
16「ピラミッド温泉」
15「那須大丸ガーデン」
14「大丸温泉旅館」
13「大鷹の湯」
12「湯荘 白樺」
11「ほたるの湯」
10「福のゆ」
09「芦野温泉」2
08「サンバレー那須」

07「あかつきの湯」

06「鹿の湯」
05「千本松温泉」
04「華の湯」
03「芦野温泉」
02「幸乃湯温泉」
01「源泉 那須山」
.......................

2013年の「温泉地獄」
2014年の「温泉地獄」
2015年の「温泉地獄」
2016年の「温泉地獄」
2017年の「温泉地獄」
2018年の「温泉地獄」
2019年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

07「あかつきの湯」地獄 2012年4月14日

へとへとに疲れていた。この週の月曜日からくたくただった。
背中と腰が痛くて辛くて、全身に気怠さを満載し、ストレス500%の一週間だった。
そんな事もあってか、土日祝日は1000円(夕方5時以降800円)と
ちょっとお高めの入浴料でも気にしなかった。
向かったのは「あかつきの湯」である。

レストランが併設されている。メニューがやけに豊富だ。
生姜焼き定食を食してみる。そして食後に手作りプリン。
これが美味しかった。風呂に入る前に「ほふぅ〜」っと、すでに癒されぎみ。

さて、空きっ腹も落ち着いたところで、温泉へと移動してみる。
下駄箱もそうだったが、ロッカーも100円返却式である。
土曜日のせいだろうか、場所がらなのだろうか、たまたまなのか、
やけにチビッ子が目立つ。
うろちょろしている。ひゃあーひゃあー言ってやがる。

洗い座は「源泉 那須山」同様にひとつひとつ区切られていて、
隣に泡が飛ぶのを気にする事なく、安心してがしがし洗える。
ボディーソープ&リンスインシャンプー&かかと用あかすり有り。
「さすが入浴料がちょいとお高めだけあるなぁ」などと思いながら
内風呂の湯船へ。これも広い。庭方向が一面ガラス張りになっており
さらに広く感じる。
湯はやや色付いているのがわかる。入ってすぐに肌が「ぬっ」とくる。早いっす。
前回の「鹿の湯」では思うさま足を伸ばす事ができなかったので
ここぞとばかりに思いっきし、ぬあぁぁぁぁっと伸ばしてみる。
壮絶な解放感。そこそこお客さんは入っているのだが、その時たまたま湯船には
オレひとりしか入ってなかったので、足やら腰やらのストレッチまでしてみた。
そしてこの温泉のサイトを事前にチェックしてた時から「絶対に入るのだ」と
オレのハートをわしづかみにしていた「寝湯」へと向かう。
横になって完全脱力状態の身体にバブルなジェットでマッサージ効果。
なんだかいい感じだぁぁぁぁ。めっさ身体がほぐされているぞぉぉぉ。
温度もやや低めで長い時間入っていられる。
事実、ここに入っている時間が一番長かった。

次にサウナへと向かってみる。
L字型の座席で上下にそれぞれ4人づつが座れるぐらいの広さ。
頭から水をかぶり、髪の毛をぺたんとさせたチビッ子がサウナの中にやってきて
おもむろに両手をその頭の上にかざし、くるくると手をまわしながら
「頭で占ってみよう」と唐突な独り言を言い出した。
して、どんな占いの結果が出るのか…と注目していると、
そのまま黙って出て行ってしまった。おおおおおい!チビッ子!
オレの好奇心、置き去り!

そして露天風呂なワケなのだが。個人的には何か残念。
唯一、残念な点をあげるとすれば、この露天風呂になる。
湯は間違いなく良いものなのであろうが、サイト内にある写真を見ていただければ
なんとなくその残念感がわかってもらえるのではないだろうか。
その写真を撮っている背後側に庭が広がっているのだが、そこも何だか残念。
どう言ったらよいのやら…せっかくの露天風呂なのだが、
「外に作った風呂」で終わっているような気がしてならなかった。
が、そんなものは個人的な好みなので大した問題では無いのであろう。

風呂から上がりロビーまで行くと、さっきひゃあーひゃあー言っていた
チビッ子軍団がソファーに並んで座って
「千本松牧場の牛乳で作ったアイスキャンディー」を食べていやがる。
なんて事をしてくれるのだ。うまそうじゃないか!
当然、オレも食べる事にする。ここは王道のミルク味を所望。
ああ、風呂上がりに食べるアイスキャンディー。なんという至福。
温泉に入る前にプリンを食べて、入った後にアイスキャンディーを食べて
たかがそれだけの事なのだが「やりたい放題かよ!」って
よくわからない感覚が何だか贅沢だ。
一言で片付けよう。「身も心もひゃあーひゃあーな健康ランド」。このことである。

誰がどう転んでも「極楽」としか思えない場所で、あえて「生き地獄」と
思いこむ精神鍛錬の為の寄り道温泉なのだが、だんだん道が外れてきた。
しかし、それは想定内なので気にしない。

◇「あかつきの湯」サイト

◇「あかつきの湯」周辺マップ