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.......................

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2014年の「温泉地獄」
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2016年の「温泉地獄」
2017年の「温泉地獄」
2018年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

18「皆幸乃湯」地獄 2012年11月8日

最初にズバリ申し上げさせていただこう。
ご存じ、勤務先の近くのラーメン屋「マルキ屋」にて夕食。
(辛みそラーメン・ぴり辛・太麺・680円)

さて、今回赴いた温泉は、勤務先から10分ホドで到着。
近いがゆえに「いつでも行けるさぁ〜」と後回しにしてしまっていた。
「皆幸乃湯」、お世話になります。
入浴料は基本700円なのだが、17時以降は500円になるのだそうだ。
ちなみにホテルと併設となっていて、ホテルの宿泊客は無料とのこと。
フロントで500円を払い、風呂場へと向かおうとした時、左手のロビーにドドドーンと
マッサージチェアが並んでいるのが目に飛び込んできて「うおっ」となる。
そして右手に見えた冷蔵庫には、牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳が冷やされている。
泣かせる。すでに入浴後のスケジュールが決定してしまった。

脱衣所へ入ると「おお?」と軽い違和感を感じる。けっこー人がいるのだ。
どうもここのトコ、貸し切り状態なタイミングに恵まれてた為、人がいる状況に対して
「何事ですか?」と失礼な感覚になってしまったようだ。
100円ロッカーとかごにインするタイプとがある。ロッカーは丁度着替え中の
おっさん達がずらりと並んでいるタイミングだったので、かごをチョイス。
浴場、「広い!」。
洗い座はしきりでひとつひとつ区切られていて、12〜13ホドは並んでいただろうか。
ボディーソープ&リンスインシャンプー有り。
ただ悪戦苦闘したのは、蛇口もシャワーも湯を出す時に押しレバー(?)を
ポンと押すタイプなのだが、湯が出ている時間が気持ち短いように感じた。
なので、シャワーで髪や身体を流す時にポンポンポンポンと、ええいポンポンポンと、
やたらに押しまくった。何かの職人の仕事のように押しまくった。
よくあるタイプだが、あれはもっといい感じに改良してもよいのではないだろうか。
車のアクセルみたいな形状にして踏んでる時だけ湯が出るみたいな。

内湯の湯船へと向かう。これが、また、なんていうんでしょう。だだっ広い。
マツタケを縦にスライスしたような…うーん、違うな。
丸の右サイドに楕円を縦に突き刺したような…うー、まぁおおむねそんな感じの
形状の湯船なのだが、どうにもだだっ広いとしか言いようがない広さなのだ。
湯船の端におっさんをぐるりと20人くらいは楽に並べられそうだ。
おぞましささえ我慢すれば、おっさんを40人近くは押し込められるのでは
ないだろうか?
むう、何でおっさんで例えてしまったのだろう…。
ここは別にねーちゃんでもよかったじゃないか。
ともあれ、それくらい広い。

そして肝心の湯なのだが、入ってすぐに肌に「ぬっ」とした感触。
実はあまり期待していなかったので、この感触には「マジっすか!?」と驚いた。
「近い」「比較的街中」「清潔感のある浴場」「無臭」「無色透明」と、
こんな条件が並んでいたので、先入観からなのか期待は薄かったのである。
しかし、これはしっかりしたアルカリ泉のようだ。
温度も丁度いい感じで、実にくつろげる。

露天風呂もある。当然、入ってみる事にする。
木造りの大きな屋根が印象的で、内湯に負けないくらいにやっぱり広い。
が、この露天風呂、個人的には色々残念だった。
形状が正方形、角を丸くした感じで、武骨さがまったくない。
そしてタイル張り。湯船の真ん中に岩があるのだが、どうにも形式的な感は否めない。
さらに入っている途中に「んん?あれ?」と気になったのが、
内湯ほどのツルツル感が感じられない。理由はわからない。
やや拍子抜けした気持ちで中へと戻る。

サウナ、ひさしぶりに入ってみる。
入口に尻の下に敷くタオルが置いてある。一枚一枚自分で持って入るのだ。
なるほど、濡れたタオルは中で熱くなって座りづらい。これはいいなぁ。
遠赤外線低温サウナ、とやらで確かにキンとした厳しい感じのサウナではなく
ふわりとした熱さだ。しかし、汗はしたたり始める。
12〜13分ほどで尻の下に敷いていたタオルはしっとりと汗を吸っていた。

水風呂へと移動する。
これまたよくあるただの水風呂とはちょっと違っていて、若干の湯で温度調節してある。
那須の水なんつーのはどこに行っても冷えていて、飲む分には良いのだが
身体を入れるとなるとけっこーな気合が必要になったりする。
それがザブンと入っても問題ない感じになっているのだ。
程良くクールダウンできる。
打たせ湯もあるので打たれてみる。
3本あるうちの1本だけが出しっぱなしになっていた。そこへ肩を滑り込ませる。
浴場内に打たせ湯のばしゃばしゃとした音が鳴り響いていたのが、
オレの身体がサイレンサーとなって静寂を呼び込んだ。恐縮です。
肩、背中、腰と打たれまくってみた。なんだかいい感じ。
もう一度内湯に入って身体を温めようと立ち上がると、再びばしゃばしゃと
打たせ湯の音が浴場内に鳴り響き始めた。あ、これはこれで恐縮です。
やっぱり内湯の方が肌にぬるりとした感じがくる。
もしもこの「皆幸乃湯」に内湯が無く、露天風呂しかなかったとしたら
どれだけ入念に打たせ湯に打たれたかを、これでもかというくらいに
事細かに文章にしていただろう。
一言で片付けよう。
「形式どおりにはいかないフェイントだらけなみんなの大浴場!」
このことである。

脱衣所に戻り、服を着込む。…いや、着込めない。
汗がどんどん吹き出してくるのだ。「これは、いったい???」
実感としては、ラストそこまで湯に浸かっていたつもりはなかったのだが
どうしてどうして身体の芯まで温まっていたようだ。
こんなトコまでフェイントをくらう。
そしてフロント前でフルーツ牛乳を飲む。まだ汗が出る。
しまいこんだタオルを再び取り出して拭く。
10分100円のマッサージチェアでぐりんぐりんされ終わった頃、
ようやく汗が止まった。
玄関前で一服していると、浴衣を着た足が少し不自由そうなばーちゃんが
杖をつきつつ出てくるところだった。
迎えに来た「ホテルアライ」の従業員と思われる男性がささえていた。
このやさしさにフェイントは無い。




「皆幸乃湯」データ: Ph9.3
 <泉質> アルカリ単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
 <源泉> 黒磯温泉(黒磯那珂川温泉)
 <源泉温度> 52.2度
 


◇「皆幸乃湯(ホテルアライ)」参考サイト

◇「皆幸乃湯」周辺マップ