前口上
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21「ゆの郷」地獄
20「りんどうの湯」地獄
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16「ピラミッド温泉」地獄

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13「大鷹の湯」地獄
12「湯荘 白樺」地獄
11「ほたるの湯」地獄
10「福のゆ」地獄
09「芦野温泉」地獄2
08「サンバレー那須」地獄
07「あかつきの湯」地獄
06「鹿の湯」地獄
05「千本松温泉」地獄
04「華の湯」地獄
03「芦野温泉」地獄
02「幸乃湯温泉」地獄
01「源泉 那須山」地獄
.......................

2013年の「温泉地獄」
2014年の「温泉地獄」
2015年の「温泉地獄」
2016年の「温泉地獄」
2017年の「温泉地獄」
2018年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

16「ピラミッド温泉」地獄 2012年10月26日

そこへ行ったのは今回で2度目である。
前回行ったのは約一年前、昨年の夏頃だっただろうか。
この温泉地獄を始める前の事であった。
「あらためて行かねばなるまい。」そう思い立ち、
おなじみ「マルキ屋」で味玉野菜味噌ラーメン(太麺)を食した後、
車を西那須野方面へと向け走り始めた。

勤務先から約15分程度で到着。「ピラミッド温泉」である。
その名の通り、建物の外観はピラミッド。
入口前には大きなスフィンクス像が待ち受けている。さらに入口の両脇には
狛犬のように、やはりスフィンクス。
やはり那須塩原が、いや栃木県が誇るぶっちぎりナンバーワン色物温泉といえよう。
フロントへ靴箱のキーと、入浴料450円を渡し浴場へと歩を進める。
浴場まで行くまでの通路で、まるで博物館ばりの展示品を目にする。
奇妙な形をした木、「奇木」が並んでいる。
浴場の手前にあるフロアには、ドーンと大きな彫刻作品(木製)やら
でっかい樹木の輪切りになったやつとかが展示されている。
「ほえ〜」と興味をそそられる。が、しかし、ここまでエジプト的アイテム見当たらず。
むしろ中国、東南アジア、インド的ムードが混在している。
なんというわからなさであろうか。
そして脱衣所。これが、驚くほど普通。どこよ、エジプト!
…などと、なめた事を思いながら入っていったせいなのだろうか、
オレは後々「な…何故だ!?」と心の中で連呼する事になる。

先に入浴していたどこぞのおやっさんとすれ違うように浴場へと入る。
中には誰もいない。貸し切り状態。
10か所ほどある洗い座も選びたい放題だ。
適当に座り、身体を洗う為、目の前にあったプラスチックの桶に湯を入れようとした
その時、手が止まった。
穴が開いている。
「何故、オレはわざわざ穴の開いている桶がある場所に座ってしまったのだ…?」
てか、なんで穴の開いている桶が現役なのだ?
…いや案外使えるのか?それがピラミッドパワー、とでも言うのであろうか。
それは使わずとなりにあった穴の開いてないヤツと交換する。
石鹸&リンスインシャンプー有り。
だが使う前にふと「これは本当にリンスインシャンプーなのだろうか?」と
疑いの目で見てしまったのは、いったい何故だったのだろう。
身体を洗い終わり、湯船へと向かう。
湯船は入口から向かって左手が源泉に一番近く「熱い」。
中央に「適温」。右手に「ぬるめ」となっている。
端から端まで10メートルはあっただろうか、広く感じる。
「ぬるめ」の湯に浸かりながらロッカーのキーを腕に巻こうとした時、
「はっ」となる。
ベルトが途中から切れていて金具の部分が無いのだ。つまり、巻けない。
「空き放題の中から何故、このロッカーを選んでしまったのか…?」
…ピラミッドパワーがオレに試練を与えている、とでも言うのであろうか…。

そんなロッカーのキーを握りしめつつ、適温の湯船へと移動する。
ぬるめの湯船には加水してぬるめにしているようだが、適温の湯船は
流れでる源泉の湯そのままのようだ。
湯にはやや色がついているように見える。無臭。
若干、肌がスベる感、無くはない、…ようなないような。
ああ、何なのだろう。この、はっきりしない感じは。
などと考えていたら、ほどよく身体が温まってきた。
ちょいとクールダウンする為に「ミストサウナ&足湯&腰打ち湯室」へと移動する。
「クールダウンする為にサウナへ?」
不思議に思われるかと思う。名前こそサウナだが厳密に言うとサウナではない。
ミスト室である。「足湯」とも書いてあるが、厳密に言うと、湯というにはぬるすぎる。
故にクールダウンするにはもってこいの場所なのである。
そしてなんといっても特筆すべきは、ミスト室の入口に書かれている注意書きだ。
「自動ドア故障。手で開閉してください」
どう見てもただのサッシドアにそう書かれたものが張ってある。
「最初っから自動じゃねーだろ!」そんなツッコみで笑ってしまうしかないのは
ピラミッドパワーのなせる業、というほかあるまい。

再び適温の湯船へ。
湯船に入ると、またもや無視できない注意書きが目に飛び込んでくる。
「氣柱」と書いてある。
どうやら上の階にはすごいパワーを発するものがあるらしく、その柱を背にして
湯に浸かるとパワーが柱を伝わって、いい感じになるらしいのだ。
なるほど。よし、そこをあえて無視してみる。
露天風呂があるので移動。これがまた曲者だ。
なぜこの露天風呂がぬるいのか、の注意書きがまたもや!張ってある。
そうなのだ、超ぬるいのである。
「気温との差を無くし、心臓等への負担を軽減する為」との事。
なんというやさしい設定であろうか。
もうここまできたら「水風呂にしてはあたたかい」と考える方が、
ピラミッドさんの心配りに応える真摯な姿勢なのではないだろうか。

そしてこの露天風呂から見える何か建物の壁一面に、どどーんと絵が描かれている。
その絵がピラミッドさんのパワーによって翻弄されっぱなしのオレに
とどめの一撃を加える。
絵のタッチは子供が描いた風の天真爛漫な感じだ。
西洋式のお城が見える。その城に何やら顔があるっぽく描かれていてファンタジーだ。
たくさんの妖精っぽい人たちが描かれている。
みんな笑っている。が、画風のせいなのだろうか、ちょっと笑わされている感があって
少々怖い。明確な作品のテーマはわからないが、察するにマスメディアによる
プロパガンダによって操られる一般大衆をメルヘンチックに表現したものなのでは
ないだろうか?
…てか、テーマとかどうでもいいから、何でエジプトチックな絵でないのか!?
もう、ホントにピラミッドさん、凄いっす。オレにはこんな勇気、無いっす。
一言で片付けよう。
「笑いには免疫力をアップする効果があります」
このことである。




「ピラミッド温泉」データ: Ph8.0
 <泉質>単純温泉(弱アルカリ低張性温泉)
 <源泉温度>49度


◇「ピラミッド温泉」サイト

◇「ピラミッド温泉」周辺マップ