前口上
22「太陽の湯」
21「ゆの郷」
20「りんどうの湯」
19「りんどう湖ホテル」
18「皆幸乃湯」
17「雲海閣」
16「ピラミッド温泉」
15「那須大丸ガーデン」
14「大丸温泉旅館」
13「大鷹の湯」
12「湯荘 白樺」

11「ほたるの湯」

10「福のゆ」
09「芦野温泉」2
08「サンバレー那須」
07「あかつきの湯」
06「鹿の湯」
05「千本松温泉」
04「華の湯」
03「芦野温泉」
02「幸乃湯温泉」
01「源泉 那須山」
.......................

2013年の「温泉地獄」
2014年の「温泉地獄」
2015年の「温泉地獄」
2016年の「温泉地獄」
2017年の「温泉地獄」
2018年の「温泉地獄」
2019年の「温泉地獄」

参考サイト

MAPPLE観光ガイド
湯まっぷ
那須温泉郷のサイト
塩原温泉郷公式ページ
板室温泉旅館組合
温泉の泉質成分効能

11「ほたるの湯」地獄 2012年9月16日

そろそろ涼しくなってきてもおかしくないのだが、
まだまだ日中の日差しは照りまくりの9月、連休初日。
「もう少し涼しくなるまで待とうか」とも思っていたのだが、
仕事で痛めた腰の鈍痛が実に不快なのである。
「温泉に浸かれば少しは変わるかなぁ」などと思い、車を板室方面に走らせた。

もし夜にでも来たならば見逃してしまいそうな看板を頼りに
板室街道から森の中へと続く小道を走る。
車がすれ違う事など不可能なほどの細い橋を渡るとすぐ右手に
「那須フイッシングランド」が見える。
今回訪れたのはこの中にある「ほたるの湯」である。

こちらの施設のメインは渓流型の釣り堀、なのだが、
いやいや釣り堀なんて言い方は失礼だな、と思うくらいに自然と融合している。
森の中にある渓流そのものなのですよ、これが。
ふらふらと歩くだけでも気持ちが良い。
釣りに関してはまったくのド素人なのだが、きっとビギナーからベテランまでが
楽しむ事ができる場所なのであろうと勝手に解釈しながら散歩をしていた。
あ、ちなみにこの散歩は湯上りにぶらついたものである。

釣った魚を食す事ができるバーベキューエリアもあるのだが、
釣りをしなくとも塩焼きや、から揚げの定食を食べる事ができる食堂がその脇にある。
「おお、それは是非」と、マスのから揚げ定食(900円)を食してみる。
肉厚感がありながらほっくりしていて、なかなかに美味しかった。
あ、ちなみにこれも湯上りにとった昼飯である。

前置きが長くなってしまった。本題に入ります。
駐車場にけっこうな車が止まっていたのだが、
そのほとんどは、どうやら釣りを楽しむ為のお客さんのもののようで、
「ほたるの湯」の方はゆったりとできる程に空いていた。
洗い座は7つ。ボディーソープ&シャンプー有り。
ジェットバスがある、とサイトには書いてあったのだが、
ジェットしておらず、ただの内風呂状態になっていたのはものすごく残念。
節電の為だったのだろうか…うーん、とにかくものすごく残念。
湯には特にこれといった特徴は無いように感じた。ほぼ無臭。
露天風呂へと移動してみる。
岩がごろりごろりとした武骨さが素晴らしい。
そして風景。いい。
丁度良い具合に腰まで湯に浸かれる高さの岩があったので、
そこに座り半身浴な感じでその風景を楽しむ。
この座った場所の素晴らしいのが、
これまた丁度良い具合に後ろにもたれる事ができる岩があったのだ。
ふんぞり返るように座ってみる。
さらに素晴らしいのが丁度良い具合に肘を乗せられる高さの岩までが脇にあった。
当たり前のように肘を乗せ、頬杖をついてみる。
こうなってくると足を組まないワケにはいかない。
足を組み、そんな恰好で風景をぼんやりと眺めていた。

宿泊施設の地下にこの風呂はあるのだが、露天風呂から見下ろすと、
ここからさらにぐ〜っと下ったところに流れる川に向かっての斜面に、
今いる露天風呂があるのがよくわかる。
そして川を囲う森の木立の7分目程の高さに露天風呂から見える風景が広がっているのだ。
木立の枝の伸び様がよく見える。枝ってぇのは、物静かにたたずんでいるのに
じぃーっと見てるとなぜか躍動感を感じるものです。力強いです。
生きるってぇ事を、あんなにも静かに、情熱的に、美しく、主張しているものって
そうそうありませんよねぇ。ええ。どうでしょう?
…などと一人露天風呂で、誰に語りかけるワケでもなく思い綴っていると、
「ああ、オレ、何だかエラそうな恰好しとるねぇ」と、今更ながら急に照れくさくなって
苦笑いを浮かべる目の前を蝶がヒラヒラと飛んでいった。
一言で片付けよう。
「源泉と思われるお湯に直接さわれるくらいのぬるめのお湯です!」
このことである。
冬のこの露天風呂は、なかなかに地獄かもしれない。

身体を拭きながら温泉の成分表なんぞを生意気にも眺めてみる。
「源泉温度が39度とは…なるほどぬるめですなぁ…。んん?
ペーハーが…この数字とは…。体感ペーハー値とずい分差があるなぁ。
温泉は一筋縄ではいかんなぁ」
などとちょっと「?」を引きずりつつ、
前置きに記した散歩&昼食に向かうのであった。

「ほたるの湯」データ:Ph8.4
 弱アルカリ性低張性温泉


◇「ほたるの湯」サイト

◇「那須フィッシュランド/ほたるの湯」周辺マップ